#Festive500 受賞者

[2017年1月]ラファの#Festive500は、誰が一番早く遠くまで行けるかを競うレースではなく、世界中から参加しているライダー全員が 何か特別な達成感を味わうためのものです。82,376名の2016年のフェスティーブ 500参加者全員に拍手を送ります。今回完走できなかったとしても気を落とす必要はありません。また次のチャンスが待ってますから。500kmを完走した17,373名の方たちは、おめでとうございます!2016年の最後を誇らしく締めくくることができたでしょう。

#Festive500に参加した方は、この挑戦が簡単ではないことを知っています。何時間もライドを続けるには、大木のように強い脚力と鋼のように強い意志が必要です。しかし、完走するのは不可能ではありません。今年の受賞者は、まさにこのチャレンジの精神の良いお手本となっています。普通の人が、オリジナリティに溢れた独創的な方法で、限界まで挑戦しました。#Festive500では、熱帯性モンスーンや激しい吹雪に巻き込まれても挫けなかった人たち、家族との時間を大切にしながら走った人たち、夜勤があった人たち、バイクが壊れたり足や腕を折ったり、さらなる災難があった人たちなどの健闘を讃えたいと思います。そして、すべての参加者に感謝と称賛を送ります。強く勇敢で、そして無謀な#Festive500のライダーの皆さま、おめでとうございます。

「#Festive500は、私にとって単に長距離を走ることではありません。バイクに乗ってライドそのものを楽しみ、新しい人と出会うチャンスなのです」

– グレアム・レイバーン、 #Festive500の創始者 & ラファ プロダクトデザイン チーフ

データ

参加総数

82,420名

完走者数

17,373名(完走率21%)  

男性完走者

15,686名 

女性完走者

1,414名 

走行距離合計

19,398,735km

総ライド数

337,518回

1回の平均走行距離

57.5km

1ライドで完走したライダー

35名

「500km地点にはゴールラインもファンファーレもありません。平凡な一介のライダーの偉業をたたえる完走者リストがあるだけです」

ジェイソン・ホール、 #Festive500完走者【イギリス】

グランプリ

ルース・カズンズ【ウェールズ】

「...私の心の中にいてくれて、まるで一緒に冒険に出ているかのようでした。あなたの存在感はなんて大きいのかしら!メガネをかけているはずなのに、どうして目の中に埃が入ってしまったのかしら...。でもこれは、一緒に時間を過ごすことができた嬉し涙... 」

2016年のグランプリは、圧倒的な差で最もこの賞にふさわしい方へ贈られました。ルース・カズンズの手書きの投稿には、亡き父に宛てて書かれた美しい7枚の絵葉書が同封されていました。彼女は警察官の仕事と家族の世話をこなしながら#Festive500に参加し、ヒリーウェールズの極寒の中でのライドをこれらのカードに書き綴りました。こちらに、ライドへの情熱を手に入れてまだ間もないルース自身の手紙をご紹介します。この手紙から彼女の強い思いが伝わってきます。そしてルース、コロラドへの旅と新品のMootsのバイクを楽しんでください。

Dear Rapha,

私の名前はルースです。パートナーのBと二人の義理の娘のエイミーとシャーロット、そしてスプリンガースパニエルのホープと一緒にノースウェールズの小さな町で暮らしています。普段は警察官として勤務し、アートにも興味がありますが、1年ほど前からバイクに乗り始め、少しづつですが自信がついてきました。すると将来ただ歳を取っていくだけだと思っていた生活に希望を見出す冒険に出たくなったのです。

私の#Festive500のストーリーはとてもシンプルですが、とても大切なものとなりました。8年前に癌により亡くなった父と対話することができました。私の創造性と冒険好きは父譲りです。

父宛のポストカードにこの小さな冒険をしたためて、日々彼への報告としました。ポストカードのイメージは、その日の旅で垣間見た瞬間や、通り抜けた風景の一部、天気などですが、私自身がライドで得た感情と経験を反映しています。

この冒険を楽しんでいただけたら嬉しいです。

ルース・カズンズ

ルースへは賞品として、アメリカ、コロラド州のスティームボート・スプリングスへ、カスタムビルドされたMoots RouttまたはRoutt45を受取りに行く旅が贈られます。ルースの#Festive500の投稿についてのインタビューと、Mootsへの旅の様子を近日公開いたします。

ベストフィルム賞

トシキ・サトウ『River』 【日本】

フェスティブ期間中の500kmを超えるライドを表現するにはそれなりの時間を必要とします。ベストフィルム賞が贈られたのは、彼の#Festive500観を『River』という作品で上手く表現した、東京から参加したトシキ・サトウです。RCCメンバーでもある彼の美しいスライドショーは、全て彼がライドの途中で捉えた風景です。哲学的だったり(『自由とは精神の状態』)、ロマンチックだったり(『恋はまるで川の流れ』)、天候への不満だったり(『Festive 500は夏だったらいいのに』)、ライドの真実を突くことだったり(『強風はライドの序盤の方が良い』)など、ライド中に感じたことが格言的に表現され、イメージに合う写真と共に語られているこの作品は、私たちにとっても価値のある受賞作品です。

トシキへは賞品として、ラファ トラベル ランドネ アルプス 2017の旅と、ラファ トラベルのフィルムを制作する機会が贈られました。

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名誉の失敗

カーマイン・ペトゥルッツェッリ【イタリア】

#Festive500に初参加したカーマイン・ペトゥルッツェッリは、この挑戦がクリスマス休暇を特別なものにしてくれることに興奮していました。彼の投稿は最初に、「両親の家で特に何も予定もなく過ごす予定でした」と書いてありました。そして「これはパーフェクトな企画だ!8日間、125kmのライドを4回やればいいだけだ!」と思った彼は、最初のライドを難なく成功で終えました。そんなカーマインは、「準備はできた。さぁ、出発だ!」と、自信満々でボクシングデー(12月26日)にライドへと出発しました。しかし20キロ地点でクランクアームが外れたのです。運悪くこの日は祝日。修理するにも、27日に地元のバイクショップが開くのを待つしかありません。翌日彼は、ボルトが駄目になって、メカニックがカスタムで代わりを作らなければならいとショップから告げられました。これでまた貴重な1日を失いました。彼の父親が不吉な予感を告げるかのように、「まだパンクしてないから大丈夫!」と励ましました次の日、修理したバイクを引き取り出発。しかし、なんと最初の50kmで2度もパンクしたのです。スペアチューブは既に使い切り、カーマインは列車で帰宅せざるをえませんでした。そして29日、ロードは凍り付き、雪が降り始め、その雪は大晦日まで降り続けました。カーメインのこの不幸の連続こそが、今年の名誉の失敗賞にふさわしいと思います。おめでとうございます?

カーマインへは賞品として、Wahooのサイクルコンピューター、心拍数モニター、スピード+ケイデンスセンサーが贈られました。

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その他のベストエントリー

#Festive500 ハイライト

#Festive500が始まってから7年が経ちますが、参加ライダーの努力には毎回驚かされています。全総計距離19,000,000キロを超えるライドは、ロード上で起こる様々な伝説を生み出してきました。大切な誰かの為に走る多くの方たちから感動をもらい、また多くの方の独創性と知力に感嘆しています。

「やる気もなく、銀行口座は空っぽ。おまけに身体もたるんでいました。#Festive500を知った時、これが2016年に自分で何か自分にとって良いことをできる最後のチャンスだと思いました」

マルコ・ファン、#Festive500完走者【スロベニア】

#Festive500は、その年の集大成となる時期である年末に開催されます。ハンガリーから参加したフィレンシェ・シュミッツはこの機会を今の状況に感謝するイベントにしようと、参加しました。「私は、昔ドラッグに溺れ、ホームレスをしていた場所へ行きました。あの頃は次のクリスマスまで生きているなんて考えられませんでしたが、今は家族と楽しく過ごし、仕事や大切な友人もあり、地に足が付いた生活を送っています」とフィレンシェは語りました。

その他にも、#Festive500に強い意味をもって参加したライダーたちが大勢います。ニューハンプシャー州のマンチェスターから参加したスティーブン・ラポワントは、この挑戦をFestive ROL (Rest of My Life:私の余生)と名付け、抗がん剤の治療を受けながら500kmを完走しました。スロベニアから参加したマルコ・ファンはこんな言葉で素晴らしい投稿を締めくくってくれています(上の写真)。「相変わらず銀行口座は空っぽで、バイクは壊れたまま。この先の道もデコボコに見える。でも険しい厳しい道こそが、素晴らしい場所へと導いてくれる。この企画が、そう教えてくれました」

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「サポートスタッフもなく、マイナス気温の中で1回につき4〜5時間もの間が全て自分次第のライドというのは、とても興味深い経験でした。友達がいない訳ではないのですが、皆はバイクに乗らないのです。少なくとも私のような乗り方では...」

エヴァ・マーレイ、#Festive500完走者【ドイツ/オーストリア】

#Festive500では創造力に溢れたユニークなライドを行う参加者もいます。イタリアから参加したシモーネ・ドヴィーゴはアドリア海の三角州地帯からポー川に沿って山まで遡り、その源流が湧き出ているところまでの645kmを走ることにしました。彼が友人と撮影した愉快なライド映像は、彼の昨年の作品に引けを取らない仕上がりでした。同じくイタリアから参加したカルロ・ボネットと2人の友人による投稿『the Men of Lakes』では、500kmのライドで訪れた美しい11の湖が紹介されています。

イギリス人のステファン・グラハムはクリスマスイブに日付が変わった2分後にはすでに自ら計画した、ファーストフードを補給所にしながらイギリス北部を周遊する#Festive500ブルベをスタートしていました(下の写真:彼が同封してくれたマクドナルドのレシピ付自作のブルベルートカード)。そして約24時間後、午前0時を回る15分前に500kmを完走してしまったステファンには脱帽です。

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「ドクターたちにはおにゅーのラファのウェアを切り裂かれ、バイクもめちゃくちゃになっていることを知ったクレアは、その事実に心を痛めてしまいました...」

– クレア&リチャード・マチン、#Festive500参加者【イギリス】

2016年は過去最多数の、手足の骨折から全身骨折を負ったストーリなどの「名誉の失敗」への投稿と、このチャレンジ本来の醍醐味の、もう動けない・・・という様子を記録した投稿がありました。みなさん、ぜひしっかりと休養をとってください。参加者の中には、社会貢献として募金を集めるためにライドをした方もいます。ニューヨークから参加したジョイス・シェンは地元の教育プログラムのために2000ドルの募金を集めました。コミュニティは#Festive500でも大きな役割を果たしています。ラファ サイクリング クラブはメンバーが共に走れる機会を提供しています。例えば、イギリスのメンバーがロサンゼルスのメンバーと合流してこのチャレンジを完走したというエピソードもありました。また、現在のミラノ〜サンレモのチャンピオンであるアルノー・デマル、元ロードの世界チャンピオン、ミハウ・クフャトコフスキ、ほとんどのキャニオン//スラムメンバーなど、プロの選手たちも#Festive500に参加しました。

しかし#Festive500は、プロたちではなく、あなたが主役のイベントです。成功し、これを毎年恒例の行事にしたい方も、完走できずに500kmと聞くのもいやな方も、参加するか悩んで結局参加しなかった方も、今年の年末の#Festive500を2017年のゴールにしませんか?決して後悔はしないはずです。

#festive500