#Festive500: 路上からのポストカード

昨年ラファにルース・カズンズからの『#Festive500 スピリット賞』への応募が届いた瞬間、これがグランプリだとみんなが確信しました。彼女のストーリーが美しく描かれた絵葉書たちは、ラファ本社全員の心を掴み、彼女にはアメリカ、コロラド州にあるMootsバイクの工場への旅が贈られました。そして彼女はコロラドへと飛び、Mootsの工場で新品のカスタムバイクを受取り、Moots主催の『ランチ・ラリー』で一週間ほどそのバイクに乗ってきました。

以来ルースは、#Festive500のスピリットを引き続き実践してきました。ここにアメリカから帰った後に彼女が手がけた素晴らしい作品をご紹介します。そして彼女は、2,100 kmかけてフランスを横断するオフ・ロード バイクパッキングのレース、フレンチ・ディバイドにも参加しました。今年の#Festive500に先駆け、この1年を彼女がどのように過ごしてきたのか、ルースにインタビューを行いました。彼女の話しに、私たちはかつてないほどの感銘を受けました。

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#Festive500のことは、昨年、Stravaのページで見かけて初めて知りました。サイクリングはほんの少ししかやっていませんでしたが、上達したかったのでチャレンジしてみようと思い立ちました。距離のことや時間制限については考えませんでした。とりあえず始めてみて、そこから考えようと思いました。

最初はたいした距離ではないと考えていましたが、進めば進むほど、実際どれだけ難しいのかに気が付きました。一緒に始めたパートナーのイアンは私よりだいぶ早くギブアップしました。私は警察官なので、バイクに乗る時間と夜勤との兼ね合いを上手く調整する必要がありました。朝8時に家に帰ってきて、それから4〜5時間バイクに乗って、その後、夜勤に出るまでの間、睡眠をとっていました。

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ポストカードを描くことを決めたのは大晦日の最後のライドの時です。ライド中(その年癌で亡くなった)父と会話をしていたのですが、その内容を書き出したほうが良いと思ったからです。#Festive500ライドは、私にとって大冒険となりました。特にこの期間中の天候と起伏の多い土地は、私が幼いころに父と過ごした山での冒険を思い出させてくれました。

『#Festive500は私の人生を一変させてくれました。安っぽい言い方ですが、何も恐れるものなどないという気持ちになりました』

グランプリを受賞するとは思ってもいませんでした。私の作品の多くは自分の感情を絵に描いておくことが目的です。だから、エントリーした作品も、自分にとっては自然なこととして、父との対話を書き留めたものでした。正直な所、賞のことなどすっかり忘れてしまっていて、ラファから連絡が来た時は、単純に絵葉書のいくつかが欲しいのかな。としか思いませんでした。だからグランプリを受賞したと聞かされた時は、本当に驚き、感激しました。

Moots工場への旅は、衝撃的でした。実際にあそこまで足を運んで、あのようなバイクライドを経験をしたことがまだ信じられないくらいです。それが現実だったのだと確信できるのは、あのMootsバイクを持って帰ってきたからです。常にそれを見ては「そうよね、私は本当にそこに行ってきたのよね」と思うのです。まるで別世界に連れて行かれたような感じでした。私の新しい作品は、その時に参加したライドの写真や工場での風景がベースになったものです。

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『何ごとも興味を持ってやってみれば、自分では想像もつかないところへ到達するかもしれません』

フレンチ・ディバイドには気まぐれで参加しました。あれもクレイジーな冒険でした。#Festive500とMootsでの経験を通して冒険する勇気を得ていたので、「やってみようかな?」と思い、挑戦してみました。自分の体力がついていけず完走できませんでしたが、限界までやりました。5日間、完全に力尽きるまで全力疾走しました。素晴らしい経験となりました。

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#Festive500は、私の人生を一変させてくれました。安っぽい言い方ですが、何も恐れるものなどないという気持ちになりました。以前はライドに対して臆病になっていたこともありました。少しでも雨が降ると外に出ることを断念したり、きつい斜面を登ることを躊躇したりしましたが、今は何ごとにも怯むことはありません。ぜひみなさんにも同じように考えて欲しいと思います。昔の私のような方たちも沢山いると思います。でも、何ごとも興味を持ってやってみれば、自分では想像もつかないところへ到達するかもしれません。

今年の#Festive500に挑戦したいと思っている方へのアドバイスですか? とりあえず始めてみて、様子を見ればいいと思います。私もそうでしたが、完走できなかったからといって落ち込む必要はありません。走れた距離はほんのおまけ。足腰が鍛えられますし、自分の自信にもつながります。

#Festive500