Watching Giro d’Italia with Weary Eyes

Rapha Cycle Club TokyoでJ-Sportsのジロ・ディタリアのライブ中継が始まるのが9:45PM.フィニッシュが12:30か1:00AMを越すことも.最終電車のはるか後.

それでも平日に数名、山岳ステージが多い週末には20、30名以上のファンが集まってくれる.土曜日の第14ステージは特に多く、Raphaラベルのワインを開け、そして空け、Birra Morettiもよく出る.

山岳の山場にさしかかる11時半ごろになるとスーツを着たジェントルマンがそわそわし始める.腕時計を見る頻度が上がる.最寄りの地下鉄の駅まで歩くと10分か?走ると5分かかるだろうか?猛ダッシュすれば3分で行けるか???
最後の最後ギリギリまで粘って立ち上がり早足で出口へ向かう...当然出る寸前最後にもう一度画面をチェックしてから階段を降りる.

彼は前夜ステージをサイクルクラブで再生している翌日再び表れ、見過ごしたクライマックスをゆっくりと見て帰る.

その日曜日の晩、ジェントルマンは私服で表れ歴史に残る様なジロディタリアを観る.ファンタシー映画用にCGで描いた様な深いドロミテの秘境を縫うようにプロトンが進んで行き、そろそろ山場というところだが、今晩の彼は落ち着いている.そう今日は休みで車で来ていたのだ.

そして、みんなと一緒に観れたのはステファノ・ガルゼッリが人間らしく苦しみ耐えた瞬間だった.ガルゼッリの歪んだ表情をみて私達まで拳を、つま先にまで力が入ってしまう程肉体的限界の辛さが伝わってきた.おそらくキャリア最後のジロ・ディタリアのステージ優勝できるチャンスだっただろうに.ミケレ・ニエヴェがダンシングして加速すると、サドルから尻を離すことすらできずに置き去りにされる...もしかしたらこの勝利で最高のリタイア宣言を頭の中で考えていたかもしれない.そうだとしたらこれぞ悲劇だ.

脱力し肩を下げてカタツムリの様なペースにまで落ちてしまったガルゼッリを懸命に応援し続けるティフォシに励まされたのか、見上げるとゴールが見えてか、力が勝手に沸き出し足がまわりはじめる.166名のライダーの中で唯一平坦ステージかの様な表情で猛攻してくるコンタドールの寸前でラインを切ったのだ.