Doppio – Edizione Uno

ラファがお届けする「ダブルショット」なレースジャーナル、ドッピオへようこそ。ほのかにバラ色に反射するサングラスをかけ、イタリアで開催されるグランツールのスタイルとパナッシュ(苦悩と栄光の物語)を一緒に祝いましょう。毎週、歯に衣着せぬコメントと鋭い意見満載の記事をお届けします。ぜひカフェインの効いたコーヒーをお共にくつろぎながらお楽しみください。

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『年齢と狡猾さは、若さと技術を凌駕する』

- ファウスト・コッピ


『イル・カンピオニッシモ(チャンピオン中のチャンピオン)』の名言。ラファはこの5月、コッピの功績を讃え、特別限定版のコッピ コレクションを発売します。

100年のアモーレ

愛とは予測不能なものです。喜びの最高潮になれば、突如奈落の底に突き落とされたり、知らぬ内に間男に背後を突かれ、さらに最悪な事態となれば、イタリアきっての伊達男マリオ・チポリーニにガールフレンドを奪われるかもしれません。ジロ・ディタリアはまるで心を熱くさせる恋愛のようであり、我々の血を呼び覚ますラ・コルサ・ローザのコースへの情熱そのものでもあります。今後3週間、イタリアのグラン・ツールの100回目を祝い、予測不能で栄光に満ちた、真に燃え上がるような愛を感じてください。サイクリング界のマゾヒストによって設定された拷問のようなルートで、200人近い勇敢なライダー達が、100回目のマリア・ローザを手に入れるために競い合います。この200人の戦士達にはどんな試練が待ち受けているのでしょう。選手達は皆、ローマに向かうまでに立ちはだかる数々の障害を乗り越えなければいけないません。しかも選手は自分のスタイルとパナッシュを持ち続けなければいけないのです。アモーレとは愛の意味。しかし、それは世界有数の偉大な自転車レースであるジロに対する我々の想いでもあります。さぁ、出発しよう!

Doppio-Coppi

GC(総合成績争い) ランキング

勝者は誰とか、カルロス・ベタンクールがビュッフェバーで誓った決意よりも脆い脚を持っているのは誰か?など、そんな無意味な予想はやめましょう。優れた選手が数多く揃っている今年の総合優勝争いにおいて、ラファは完全に独断と偏見で、選手の個性やスタイルのランキングを行いました。とはいえ、レース前では、こんなランキングしかできませんが。

Vincenzo-Nibali-Giro-2048×1365

1. ヴィンチェンツォ・ニバリ
バーレーン・メリダ



カミソリのようにとがった肩と、ママお手製のボロネーゼソースのように焼けた肌。これぞバイクレーサーと言った外見の持ち主。この『海峡のサメ 』は、ソロアタックと完璧なタイミングでのカムバックで、ファンを虜にし続けています。

2.ティボー・ピノ
FDJ


身にまとった気品と優雅さが正にフランス人クライマーのイメージそのもの。しかしこの26年物のピノワインは、フワっとしたクロワッサンでもあります。見た目は素晴らしいですが、崩れやすいのです。

1. ヴィンチェンツォ・ニバリ
バーレーン・メリダ



カミソリのようにとがった肩と、ママお手製のボロネーゼソースのように焼けた肌。これぞバイクレーサーと言った外見の持ち主。この『海峡のサメ 』は、ソロアタックと完璧なタイミングでのカムバックで、ファンを虜にし続けています。

2.ティボー・ピノ
FDJ


身にまとった気品と優雅さが正にフランス人クライマーのイメージそのもの。しかしこの26年物のピノワインは、フワっとしたクロワッサンでもあります。見た目は素晴らしいですが、崩れやすいのです。

3.ゲラント・トーマス
チームスカイ


トラックレースとクラシックレースへの出場で体重を絞り込みました。イギリスチームの"G"Cリーダーを務め、美しいぺダルストロークと山を制する直観を持ち合わせています。あ、でも、G、そのサングラスは...

Dumoulin-Doppio

4.トム・デュムラン
サンウェブ


さあ、トム・デュムーランルージュ...の幕開けです。カンカンで、オールラウンダー選手としての能力を証明することができるでしょうか?この気品高いドイツ人選手は、山岳エリアで粘り強さを発揮できるスムーズなルーラーとして素晴らしい戦いを熱演するでしょう。

5.アダム・イェーツ
オリカ・スコット


ヨーロッパ人のような乗り方をするイギリス人。ツールでホワイトジャージを勝ち取ったイェーツ兄弟の兄アダムは、イタリアの急勾配を大胆に攻めてくるでしょう。双子の弟のサイモンは7月にフランスでレースに挑戦します。

3.ゲラント・トーマス
チームスカイ


トラックレースとクラシックレースへの出場で体重を絞り込みました。イギリスチームの"G"Cリーダーを務め、美しいぺダルストロークと山を制する直観を持ち合わせています。あ、でも、G、そのサングラスは...

4.トム・デュムラン
サンウェブ


さあ、トム・デュムーランルージュ...の幕開けです。カンカンで、オールラウンダー選手としての能力を証明することができるでしょうか?この気品高いドイツ人選手は、山岳エリアで粘り強さを発揮できるスムーズなルーラーとして素晴らしい戦いを熱演するでしょう。

5.アダム・イェーツ
オリカ・スコット


ヨーロッパ人のような乗り方をするイギリス人。ツールでホワイトジャージを勝ち取ったイェーツ兄弟の兄アダムは、イタリアの急勾配を大胆に攻めてくるでしょう。双子の弟のサイモンは7月にフランスでレースに挑戦します。

Yates-Doppio

6.ミケル・ランダ
チームスカイ


調子が良い日のこのスペイン選手は、世界で最もなめらかで最強のクライマーとしての力を発揮します。しかしそれ以外の日は、タパスとサングリアをたらふく飲み食いした後に、レストランからよろめいて出てきたかのようなライドを行います。

7.ナイロ・キンタナ
モビスター


『ロス・アンデスのコンドル』が、コロンビアにある氷に覆われた山から切り出され、そのままバイクにまたがった、と言う人もいます。なぜ彼が、まるで父親と同じくらいに老けていて、レース中は石のように無表情で、寒さを感じていないように見えるのか?それはこの説が本当だからかもしれません...

8.ステーフェン・クラウスヴァイク
ロットNL・ユンボ


スリーピースのスーツをゆったり掛けられるコートハンガーのような肩幅を持ちながら、このオランダ人選手のペダリングスタイルは非常に優雅です。去年のように顔から雪に突っ込んで、ピンクジャージを手放すことにでもならない限りは。

6.ミケル・ランダ
チームスカイ


調子が良い日のこのスペイン選手は、世界で最もなめらかで最強のクライマーとしての力を発揮します。しかしそれ以外の日は、タパスとサングリアをたらふく飲み食いした後に、レストランからよろめいて出てきたかのようなライドを行います。

7.ナイロ・キンタナ
モビスター


『ロス・アンデスのコンドル』が、コロンビアにある氷に覆われた山から切り出され、そのままバイクにまたがった、と言う人もいます。なぜ彼が、まるで父親と同じくらいに老けていて、レース中は石のように無表情で、寒さを感じていないように見えるのか?それはこの説が本当だからかもしれません...

8.ステーフェン・クラウスヴァイク
ロットNL・ユンボ


スリーピースのスーツをゆったり掛けられるコートハンガーのような肩幅を持ちながら、このオランダ人選手のペダリングスタイルは非常に優雅です。去年のように顔から雪に突っ込んで、ピンクジャージを手放すことにでもならない限りは。

9.ティージェイ・ヴァンガーデレン
BMC


彼のイニシャルであるTVGが超高速列車であるTGVに変われば、このレースを制す可能性があるかもしれません。しかし彼は映画『ビッグ・リボウスキ』が大好きで、リボウスキ同様、悪事を働いたものに声を上げることを恐れません。そんな姿勢を評価してのランクインとなりました。

10.イルヌール・ザカリン
カチューシャ・アルペシン


ひょろりと長い手足に縮れたあごひげ。この若きロシア人選手はまるで、長い間消息不明のロン・ウィーズリーのいとこのようです。しかし、ロシア極東で鍛え上げられたクライマーの原型のようなライドの実力は本物です。

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11.バウケ・モレマ
トレック・セガフレード


もちろん、モレマが表彰台に上がる可能性はあります。でも、表彰台で女の子にキスして抱きしめたり、マルコ・パンターニの叔母さんを侮辱したり、ヴィンチェンツォ・ニバリの顔面にパンチを食らわせでもしないかぎり、この無名のオランダ人選手が注目を浴びることはないでしょう。

9.ティージェイ・ヴァンガーデレン
BMC


彼のイニシャルであるTVGが超高速列車であるTGVに変われば、このレースを制す可能性があるかもしれません。しかし彼は映画『ビッグ・リボウスキ』が大好きで、リボウスキ同様、悪事を働いたものに声を上げることを恐れません。そんな姿勢を評価してのランクインとなりました。

10.イルヌール・ザカリン
カチューシャ・アルペシン


ひょろりと長い手足に縮れたあごひげ。この若きロシア人選手はまるで、長い間消息不明のロン・ウィーズリーのいとこのようです。しかし、ロシア極東で鍛え上げられたクライマーの原型のようなライドの実力は本物です。

11.バウケ・モレマ
トレック・セガフレード


もちろん、モレマが表彰台に上がる可能性はあります。でも、表彰台で女の子にキスして抱きしめたり、マルコ・パンターニの叔母さんを侮辱したり、ヴィンチェンツォ・ニバリの顔面にパンチを食らわせでもしないかぎり、この無名のオランダ人選手が注目を浴びることはないでしょう。

Doppio-Idea

BELLEZZA E CORAGGIO - 勇気の美学


ラファは長年に渡り、パナッシュの美学を称賛してきました。勝利が讃えられるのは常ですが、不意を突いたアタックや大胆で勇敢なレースの瞬間の方が長く人々の記憶に刻まれることがあります。ジロは常にプロトンの最高の攻撃を引き出し続けてきました。そして100回目のこの大会、さらにその期待は高まるでしょう。

熱狂的なファンの中で、ベイビーフェイスのダヴィデ・フォルモロは愛すべき存在であり、颯爽と登場したデビュー戦で優勝を遂げた2015年のジロの再現を大いに期待できる選手です。先月行われたリエージュ〜バストーニュ〜リエージュで今年最大のサプライズを仕掛けた後、彼は確かな成功を掴みました。イタリアのキャノンデール・ドラパックチームは、GCリーダー不在の状態での参加となるので、まるで発泡酒のようにユラユラとしたライドが予想されます。ランブルスコではなく、プロセッコのような爽やかな白ワインのようなライドになることを期待しましょう。このチームのアメリカ出身ライダー、ジョー・ドンブロウスキーはグランツールが行われる3週間の間で、超人的なスピードで成長を遂げる可能性を秘めています。その一方でフランス出身のピエール・ロランは、抜き去りの美学を追求し続けています。ほとんどが失敗する運命にある中で、彼は決してこのスタイルを変えることはないでしょう。

ジロの輝かしいトロフィーよりもまぶしい笑顔が特徴的な、前世界チャンピオンであるルイ・コスタ、そして3ウィークスレースに連続で出場し、今回が127回目...とまではいかなくても圧倒的な場数を踏んでいる、ミスター・グランツールことアダム・ハンセンからも目が離せません。両選手とも、中間の山岳ステージで一気にタイムを縮めてくるでしょう。ドラム&バスの熱狂者で、ルクセンブルクチャンピオンのボブ・ユンゲルスも同様に、この地点で上がってくるでしょう。ダンスシーンを牽引するミュージシャンのジェネラル・リーヴィもこう言っています。「ユンゲルスは強力だ」と。

 各週、ドッピオではその週に最大のパナッシュを見せたライダーにマリアレーサーを授与します。これが名誉の賞だと思ってはいけません。これは大した意味はありません。しかしパナッシュの世界においては、栄光を勝ち取るには行動しかありません。大勝負に出る者、若き扇動者、ペダルを躍らせる者、皆に幸あれ!

サイクリング・ポッドキャスト


ドッピオがお届けするカフェインに冒された破天荒な情報ではなく、より詳細なレースのレポートや分析をお望みなら、(英語のみでの放送となりますが)ぜひサイクリング・ポッドキャストをお聞きください。向かう所敵なしのリチャード・ムーア、リオネル・バーニー、ダニエル・フリーべの3人トリオがコース脇からポッドキャストを放送し、ラファの新品の『Pedaleur de Charme(魅力的なサイクリスト』Tシャツの授与を行う予定です。

ポッドキャストを視聴 »

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