ロードレースアイウェアの歴史 パート1: アンドレ・ルデュック

夏の訪れとグランツール、そしてロードレースファッションの歴史を祝し、その時代(とアイウェア)を象徴する名選手のポートレートをここに紹介していきます。最初に登場するのは、アンドレ・ルデュック。歴代3番目のツールステージ優勝数と2度の総合優勝を誇るタフガイなパリジャンです。

1920年代と30年代を駆けたルデュックはあの「ロードの巨人」と称されるに不思議のない1人です。近代のグルペットライダーたちよりも登山家か冒険家と言った方が適しているかのような1人。彼らステージレースのパイオニアたちは、何が起きても対応できるように修理用品や旅に必要なもの、スペアや工具をすべて持ち運んでいました。

ルデュックがレースしていたサイクルスポーツの黎明期、ライダー達はそれは酷い路面状況を耐え忍んでいました。砂利道や泥、埃に満ちた行程では、アイウェアの必要性を明らか。彼らルーティエ(路上の人)は大胆な美学のもとレザー製の飛行士用あるいは自動車ドライバー用のゴーグルを好んで着用したのです。ルデュックのライダーとしての名声と運命は、自動車レーサー用のゴーグルだけを愛用したことにあります。それはブルーバードLSRを駆るマルコム・キャンベルのスタイルに似たものでした。このゴーグルは完璧に目を取り囲むプロテクションを発揮し、時として「エッジ・トゥ・エッジ・ヴィジョン」としても知られています。

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